猫鳴犬吠ビョウメイケンバイ〜飼育係長補佐の日記〜 - お知らせ|東京ペットホーム

東京ペットホーム
早いもので、カツオくんが旅立ってから今日でひと月になります。

飼い主様のご厚意でそのまま譲り受けた数々のお世話用品が、私たちにとっての形見の品になっています。

それらを使用しながらカツオくんを思い出さぬ日は、やはり一日もありません。


そんな日々の中、ワトソンくんが食欲不振・自力摂食不能となりました。 持病の腎臓病に由来する合併症です。

飼い主様・ドクターと相談し流動食の準強制給餌に切り替え、24時間体制で看護中です。

あらゆる手段を尽くし、絶対にあきらめない。 今はそれだけを考えています。





両国・回向院に行ってまいりました。

先日亡くなったカツオくん(18才・♂)のお墓参りです。


昨年開所した当ホームに於いては、お預かりしたペットが寿命を迎えたのは初めての事です。
あれから半月が過ぎても夫婦ともに喪心した様なところがあり、スタッフさん達の頑張りに助けられています。

短い期間ではあっても、カツオくんが寝たきりのゴテンくんに添い寝し、励ましてくれていたこと、
高齢同士のトラさん・テツくんと家族のように仲良く暮らしてくれたこと、

これからも忘れることはできません。

回向院

トラさん(18才・♂) カツオくん(18才・♂) テツくん(20才・♂)

彼らを迎えたこのひと月で、ねこちゃん広場の寒々しい情景は一変しました。

東京猫の家ビフォー…⇓ねこちゃん広場アフター!

この仲良しトリオはいつでも、平和裏にスペースを共有してくれています。 示威的行為もマーキングもなく、不可侵領域は存在しません。 これこそが私の思い描いた「猫の集会所」の本来あるべき姿なのです。

同じ家庭で育ったねこちゃんのように、同じゴハンを食べ、同じトイレを使い、ときには寄り添って休んでいます。 見ていて“ほっこり”してきます。(*´ω`)仲良しトリオ


出会ったばかりの彼らが大変良好な関係を築いている理由として考えられるのは…

@ ともに多頭飼い環境の経験者であること。
A ともにオスであること。
B ともにかなりのご高齢・カドの取れた好々爺であること。

私見ですが、@・多頭飼い出身であることがキモではないでしょうか。 それぞれの飼い主様が、ねこちゃん同士仲よく暮らせる様に努力されてきたことも想像に難くありません。


他のねこちゃんは今も広場でひとり遊び。 ケンカやストレスを避けるため、あいかわらずの入替え交代制です。 でもいつかはこの“集会”の輪の中に加われるかもしれない…。 私もあきらめずに、仲良く暮らせる工夫を続けてみたくなりました。

ハナちゃん・ワトくん・マリちゃん…、友だちは人間だけじゃないよ!ハナコちゃんワトソンくんマリちゃん

昨年末ご報告したわんちゃんお預かり施設「東京ドッグホーム(仮称)」新設工事の進捗状況は、2月吉日の竣工に向けて建前が完了した段階にあります。 現在は職人たちが外装工事に取りかかり、私が内装デザインを思案中です。

内装デザインといっても狭い敷地の事、わんちゃんの空間確保が最優先となるため、コンセプトはシンプルイズベスト。 手抜きではありませんが。

ちなみに昨春私が現在のねこちゃん施設をデザインした時は、そのコンセプトを「路地裏の猫の集会所」といたしました。 それぞれの住処からやってきたねこちゃん同士が、限られた空間を仲よく共有するイメージを描いてのことです。東京猫の家

しかし現実はきびしく、完全室内飼い・一頭飼いだったねこちゃん同士はまずお互いを「縄張りを俱に戴かぬ敵」と認識します。
ためしに、とお見合いさせてみるとすぐに威嚇バトルがぼっ発、「路地裏の集会」というより「掃き溜めの果し合い」の様相です。 見ていて哀しくなってきます。

時間をおいても同じこと。 先住ねこちゃんにとってはこの「集会所」こそがテリトリーであり我が家。 その共有を望んだ私がそもそも浅はかだったのでしょう。

こうなっては一頭づつ交代制で施設を使用してもらう他はありません。 私の夢だった「猫の集会所」は長い間、単に「無駄に広い猫の個室」としてしかその用途を見出せませんでした。

そう、彼らがやってくるまでは…

〈つづきます〉

一昨日は成人の日。 街中には新成人達の晴れがましい姿があふれておりましたが、昨日はその皆さんと「タメ年」のねこちゃんが当ホームの新しい仲間になりました。

テツくんテツくん(20才・♂)

もちろん、飼い主様がこれだけ高齢の愛猫をお預けになるのはやむを得ぬご事情があっての事ですが、20年間たっぷりの愛情を受けて育ったテツくんは大変穏やかな性質で、すでにホームの仲間たちと打ち解けてくれています。老猫たち

ところで手元の年令換算表によれば、猫の20才は人間の96歳〜110歳にも相当するそうです。

110さい!?

…ちょっと大げさな気がします。 最近では25才まで生きる猫もいますが、その場合はもはや仙人か妖怪しか比較対象がいなくなってしまいますから。

人間の長寿化が頭打ち傾向にある事に対し、猫の長寿化は現在進行形です。 人間と猫の年令換算に正確性を求めるのは意味がないことかもしれませんね。

いずれにせよ20才のテツくんは、成人のお祝いどころか長寿のお祝い・米寿か卒寿の域に達しているのは間違いないでしょう。 当ホームにとっても最高齢のねこちゃん。 健康に気を配ってお付き合いしたいと思います。

テツくん白い手ぶくろをはめたような可愛いらしい配色。…どこかで見たことがあると思ったら、
「あっ、○ッキーマウス!」

この3連休の初日、車で2時間の道のりをトラさんのパパ・ママが面会にお越しくださいました。

これをもって当ホームのペットたちは全員、飼い主様との入居後の再会を果たしたことになります。

飼い主様の愛犬・愛猫との面会は私たちにとっても大変楽しみなイベントです。

飼い主様の笑顔とペットの歓びようを見るたび、離れても切れない絆を再確認することができます。

ところが、飼い主様と再会したトラさんの態度は…
トラさん「…ん?」

嬉しいはずなのですが、丁度午睡を貪っていたトラさん、夢うつつなのか飼い主様を見ても反応がにぶい…というかクールですね。

やはり嬉しくないはずはありません。 いくら順能力の高いトラさんでも、見知らぬ環境での入居後2週間は心細さもあったでしょう。 飼い主様もご心配だったでしょうし、…トラさん、もうちょっとすり寄っていくとか、感情を表に出せばいいのに。 トラさんに限らず、猫とは大体こうしたものでしょうか。

と、偉そうに申しましたが、一人暮らしを始めた頃の私もたまに差し入れを持参して顔を見せてくれた母親を、やはりトラさんの様な態度で迎えていたのを思い出します。

“親の心子知らず”ですね。 もっとも親からすれば我が子の無事な姿を確認出来れば満足でしょうし、子がへんに里心を見せれば余計心配になってしまいそうですが。

三人の息子を持つ私も遠からず味わうことになる、複雑な親心ですね。

トラさんくどいようですがトラさんはきっと安心したはずです。また是非面会にお越しください!

当ホームは去る年末にねこちゃんの入居ラッシュを迎えました。

長い一時帰宅を終えたクリスタちゃん・ダッシュくん。 新しい仲間のトラさん・カツオくん。

ホームの在居者が過去最多、8頭となったところにスタッフさん達の正月休み。

かくして年末年始はひたすらペットのお世話に明け暮れる妻・飼育係長とその補佐の私でありました。

二人で8頭をほぼ24時間・介護有のお世話というのは…、正直に言いますとこれはたいへんです。

ところが妻は疲れた様子も見せず、嬉々としてお世話を続けております。

さらに家庭にも冬休み中の3人の息子たちと元気盛りの犬が一頭。 それらのお世話と家事をこなしてケ

ロッとしている妻にそのパワーの謎を尋ねてみると、それは「母性本能」のなせる業だとうそぶきます。

…何か「父性本能」を侮られた気がして面白くありませんが、そもそも犬や猫にとっての母性・父性とは

いったい何でしょうか。

考えてみれば自然界に於いて犬・猫の母親は産婆さんの手も借りずに出産することから始まり、授乳・食

糧調達・狩りの教育まで全てをこなしています。 母は強く、偉大ですね。
 

翻って自然界の父親は…、子供なんてほったらかしですね。潔いほど愛情が感じられません。 いったい

どこに存在価値が有るのでしょうか? 「父性」などという概念は負けず嫌いの人間のオスが作り上げた

幻想なのでしょうか?

とにかく本能のレベルで劣っているのでは勝負になりません。 ペットのお世話という仕事が女性優位に

なるのは自然の摂理といえましょう。

あらためて、妻と張り合うのはやめて精々有能なアシスタントを目指していこうと感じたお正月でした。

トラさんわたしも愛情は持っているんですが…、「父性愛」ではなく「オスに芽生えた母性愛」なんでしょうね、きっと。

愛犬家並びに愛猫家の皆様、新年あけましておめでとうございます。

今年の干支は未(ひつじ)ですね。 その意味するところを調べましたら「羊は群れをなすため家族の安泰

と平和を表す」とありました。

弊所、東京ペットホームも仲間のわんちゃん・ねこちゃんの安泰と平和のために、二年目を迎える本年の

初めに二つの目標を掲げたいと思います。

第一には、今お預かりしているわんちゃん・ねこちゃんの快適さの向上です。

より清潔な施設・それぞれへの細やかな健康と食事の管理向上。 またそれらの為の飼養ルーチンの効率

化です。 今年増えていく仲間のためにも、スタッフ全員のレベルアップを図ってまいります。

第二には、飼い主様へのサービスの強化。

緊急性あるいは困難性のあるご相談への対応力の強化。 お預け後の飼い主様とのご連絡・ご面会の頻度

及び内容強化。 またそれらの為の施設増設・スタッフ増員です。

未年は「未だ」の年とも読めますが、私たちも未だ未だ・もっともっとの気持ちでより良いホームを目指

していきたいと思います。

今年も東京ペットホームと仲間たちをよろしくお願いいたします。

                              東京ペットホーム代表 渡部帝

代表夫妻大晦日のねこちゃん達、年取り膳の魚は“モ○プチ・舌平目のテリーヌ”でした

カツオくん
寝たきり闘病中のゴテンくんにぴったりと寄り添っているのは、当ホームに派遣されたセラピーキャット…、ではなくて、お正月期間の短期預かり猫・カツオくん(18才・♂)です。

昨日の事、前日に入居したばかりのカツオくんが散歩している広場に、投薬のためゴテンくんを連れてきました。 ゴテンくんが寂しくなって鳴いていたところ、様子を見ていたカツオくん、なんとゴテンくんを包むように添い寝したのです。

ゴテンくんはすぐ鳴き止み、そのまま二人はすやすやと眠ってしまいました。

カツオくん

感染症の問題はありませんし双方の飼い主様にご了承も得ましたのでしばらく見守っていたのですが、ゴテンくんはカツオくんのぬくもりと息づかいを感じていつになく安らかな寝顔です。

ゴテンくんを散歩に連れていくと…
カツオくん帰ってくるまで待機。 そしてまた看護?です。カツオくん

食事や運動の時以外、ずっと付きっきり。 もはやゴテンくんの介護かセラピーのために派遣されたねこちゃんにしか見えません。 本気でお給料を支払いたくなってきます。 それでは猫に小判ですから(失礼)、高級カツオ節でどうでしょうか。

それにしても何かの縁で当ホームで出会ったばかりの二人がこのように癒し温め合う姿を見ると、年甲斐もなく涙腺が緩んでしまいます。 本当に私などよりどれだけゴテンくんのなぐさめになっていることでしょうか。

カツオくんあれ…、カツオくんちょっと押してない?

わんちゃん=3匹🐕🐕🐕・ねこちゃん=10匹🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈🐈

私共が6月に弊所、東京ペットホームを立ち上げて以来、この年末までに仲間として迎え入れたわんちゃ

ん・ねこちゃんの数です。(内わんちゃん2匹・ねこちゃん2匹は短期預かり)

これほど多くのペットの飼い主様が、開所間もない当ホームを篤くご信頼いただきかけがえのない愛犬・

愛猫を託していただいた事、感謝に堪えません。

入所時すでに体が弱っていた仲間も数匹おりましたが、それが誰も欠ける事無く本年を締め括れます事を

飼い主様方と共にお慶び申し上げます。

至らぬ点も多々あろうかと存じます。 今後とも愛犬・愛猫の事、密にご相談・ご報告させていただきま

すので、宜しくお願いいたします。


またその他、弊所へのお預けには至らなかったお電話・メールでのお問合せ、ご見学の数は実に100件

に迫りました。

それぞれに切実なご事情を抱えられながら、私共にお悩みを打ち明けていただいた方々にも併せて御礼申

し上げます。 またその後の飼い主様と愛犬・愛猫の幸せを願って止みません。

被災犬等の問題に触れ、犬・猫の受け入れ施設設立を着想しましたのは数年前ですが、その間にもペット

の終生飼養の環境をめぐる問題は多様化、困難化の度を増しています。

私共も施設の増設・人員の増強を図り、更に様々な飼い主様のお悩みにお応え出来る様努力してまいりま

す。


あらためてまして、大切なペットをお預けいただいた皆様、

大切なペットの将来を案じられ、弊所にご連絡いただいた皆様、

未熟な私共に老犬・老猫ホーム開設をご協力くださった皆様、どうぞよいお年をお迎えください。


                                東京ペットホーム代表 渡部帝


松飾りにじゃれつくねこちゃんたち
飼い主様方もお正月の準備に忙しいころでしょうか松飾り

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